■ 日時：2012 年 4 月 29 日（日・祝）15:00−17:00
■ 会場：せんだいメディアテーク 1f オープンスクエア
■ 参加無料、申込不要、直接会場へ
■ 問合せ：tanishi@hss.tbgu.ac.jp （西村）
■ 主催：せんだいメディアテーク、てつがくカフェ＠せんだい

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■ 震災と美徳

震災後、極限的な状況下でも略奪や暴動がおきず礼節と秩序を保っていた日本人に対し、 世界中から驚きと称賛の声があがりました。また、自らの危険をかえりみず与えられた責任を 果たそうと率先して救助活動にあたった自衛隊や消防隊員、原発作業員らの行動を日本の 誇りとして褒め称える声も聞こえてきました。
こうした、忍耐、団結、相互扶助、自己犠牲、忠誠心――といった姿勢は〈美徳〉として取り 扱われ、日本人としての特性を再発見し、国民の結束力を高めるという役目を果たしていたように思います。しかし、なかにはこの〈美徳〉が足かせとなって、職務と私的な立場との狭間で 苦しんだり、このような風潮に対して何らかの違和感を抱いた方もいたのではないでしょうか。
果たして、震災後の私たちの行動は、単に〈美徳〉として片付けられるものなのか、今一度 考えてみる必要がありそうです。
今回のてつがくカフェでは、震災と美徳をテーマに、参加者の皆さんとじっくり考えてみたいと思います。

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てつがくカフェとは
てつがくカフェは、わたしたちが通常当たり前だと思っている事柄からいったん身を引き離し、そもそもそれって何なのかといった問いを投げかけ、ゆっくりお茶を飲みながら、「哲学的な対話」をとおして自分自身の考えを逞しくすることの難しさや楽しさを体験していただこうとするものです。

てつがくカフェ＠せんだい　http://tetsugaku.masa-mune.jp