考えるテーブル

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障がい者グラフィティ

vol.8「震災というバリアも乗り越えて −とっておきの音楽祭・オハイエプロダクツの活動−」

■ 日時:2012 年 5 月 15 日(火) 14:00−15:00

■ 会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa

■ ゲスト:武藤政寿(NPO法人オハイエプロダクツ理事)
■ ホスト:伊藤清市(NPO 法人ゆにふりみやぎ代表、とっておきの音楽祭実行委員会SENDAI 実行委員長)/及川智(CIL たすけっと代表、被災地障がい者センターみやぎ代表)
■ 参加無料、申込不要、直接会場へ

■ 主催:3がつ11にちをわすれないためにセンター、NPO法人ゆにふりみやぎ、CILたすけっと

■ 協力:被災地障がい者センターみやぎ


障がいがある人たちが日ごろから抱えていた様々なバリアは、今回の震災でより深層化、顕在化しました。

このプログラムでは、異なる障がいを持つ人々やそれを支えた人々に、震災以前や震災直後の「これまで」と、復興の途にある「これから」を語っていただきます。また、非日常の中で体験した個々の思いや声を通じて、本当のノーマライゼーションとは何かを、市民の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

※3がつ11にちをわすれないためにセンターのホームページで生放送をしております。

下記のアドレスから当日の様子を視聴できます。

http://recorder311.smt.jp/

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障がい者グラフィティ vol.8 「震災というバリアも乗り越えて −とっておきの音楽祭・オハイエプロダクツの活動−」レポート

昨年度まで「3がつ11にちをわすれないためにセンター」でユーストリーム放送をしていた「障がい者グラフィティ」。2012年度は考えるテーブルに場を移し、参加者のかたと対話をしながら障がい者と震災について話していきたいと思います。

当日の様子は、下記をご覧ください。

 

○オハイエ・プロダクツについて(3分35秒ごろ)
震災時の様子を語る武藤さん
「オハイエ・プロダクツ」は障がいのあるかたもそうでないかたも一緒に音楽を楽しめる、バリアフリーの世界を目指しているNPO法人で、「とっておきの音楽祭」を支援しています。
「オハイエ・プロダクツ」の命名は「とっておい音楽祭」のテーマソングを作詞作曲なさった、シンガーソングライターのあんべ光俊さん。
「オハイエ」の元になったエピソードは、オハイエ・プロダクツの活動方針の根底となった、みんなが元気でいてほしい、という思いがよく伝わってくるものでした。

オハイエ・プロダクツ http://ohaie.blogspot.jp/

○武藤氏の震災当日(8分11秒ごろ)
オハイエ・プロダクツについて語る武藤さん
この日武藤さんは、打合せのために郊外のショッピングモールにいました。モール内は広いため、天井が落下したそうで、とても怖い体験をなさったそうです。
市内に住む病弱なお母様の安否を確認するため、市内に車で戻ることができたのは、午前0時過ぎ。その後もさまざまなことを体験しました。
震災時の体験が、その後の「オハイエ・プロダクツ」活動のきっかけとなりました。

○「オハイエ・プロダクツ」の支援活動(13分30秒ごろ)
「オハイエ・プロダクツ」でも震災の支援活動を何かしらしたい、という考えがありました。
がれき処理などの支援はしてましたが、オハイエ・プロダクツらしい支援活動とは何か?ということを考えていたそうです。
思い悩んでいた時にきた、ひとつの「相談事」。それが契機となり、「オハイエ・プロダクツ」らしい支援活動を見つけることができました。
「オハイエ・プロダクツ」が心がけている活動方針は、
・同じ被災者同士
・支援ではなく、一緒につくる
(顔と顔をつきあわせて)
ということ。
共に活動していくことが大切である、ということが武藤さんのお話から、伺うことができました。

○2011年のとっておき音楽祭(20分ごろ)
武藤さんと伊藤さん
震災時だからこそ、とっておき音楽祭を開催したい。それが「オハイエ・プロダクツ」の考えでした。
ただ、「オハイエ・プロダクツ」だけの力ではもちろん叶いません。
昨年の3月11日は、とっておき音楽祭の参加締切日だったため、参加者のエントリーシートは残されていました。開催するには、もちろん、参加者が必要です。事務局では参加の可否のアンケートを取ることにしました。
結果は、9割9分「参加希望」。今だからこそやってほしい、という声もあったそうです。
これらのアンケートをもとに、宮城県、仙台市、商店街のみなさんと相談し、開催にこぎ着けることができました。
参加団体は310団体。2012年度よりも多くの団体が参加しました。

○今後の「オハイエ・プロダクツ」の活動について(60分ごろ)
震災後、様々な活動とそこでの出会いを通じて、今後は、人と人と顔をつきあわせて、共にものを作っていくというスタンスで、活動を続けていきたいと考えています。様々な方々と一緒に、バリアフリーを目指した活動をしていきたい、という思いを語って頂きました。

○次回テーマ・ゲスト
「地域のしょうがい者通所施設としての、地域に対する役割と利用者へのアプローチというテーマで、ゲストは下郡山和子氏をお迎えします。
※イベントは終了しました。

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