タノンティアとはアーティストのタノタイガとともに石巻など津波の被災地で瓦礫撤去作業に参加するボランティアです。仙台市出身のタノタイガは被災地の現状をウェブサイトで伝え、全国のアーティストや学生に情報提供を行うとともに、ボランティア活動の参加を呼びかけています。
「考えるテーブル」のタノンティア支援プログラムではタノンティアの活動説明会や、バスツアーとして現地での作業をおこないました。
「タノンティア資料室」では、タノタイガがボランティア活動をしたお宅からいただいたモノとそれにまつわるエピソード、実際に使用した道具や、活動の記録映像などを展示します。

タノンティア資料室
■ 会期：2011 年 9 月 30 日（金）− 10 月 31 日（月）
■ 時間：10:00−19:00
■ 場所：せんだいメディアテーク1階
■ 入場無料

美術家。東京生まれ、仙台育ち。
立体造形、映像、パフォーマンス等、多様な表現手法によって、記号性と媒体性を誇張した風刺的表現を行う。ときには、作者自身を媒体化することで日常に埋もれた社会や集団の倫理性を表出させる。震災直後から自身のブログを通じて知人などの安否確認や支援情報などを発信し、のちに知人のいる気仙沼でボランティアに行ったことをきっかけに、被災地の現状をウェブサイトで伝え、全国のアーティストや学生に情報提供を行うとともに、ボランティア活動の参加を呼びかけ「タノンティア」へと発展した。
http://www.taigart.com/

タノタイガが中心となって行う被災地でのボランティア活動。
ブログでボランティア活動への参加をよびかけ、多くの人々が一緒に活動を行っている。毎回の活動は ブログでも報告されており、タノタイガ独自の視点でボランティアや被災地の状況を伝えている。
http://tanonteer.taigart.com/

せんだいメディアテークが行ったタノンティアの支援プログラム。
ウェブサイトでタノンティアへの参加者を募集し、参加するための説明会を開催、バスを運行して現地での活動を行った。5月末から6月までの毎週末に実施され、延べ84名の参加があった。
 

タノタイガが被災地を離れている間のタノンティア参加者の有志によるボランティア活動。
現地での実際の活動とともに、タノンティアサテライトブログを運営し、被災地やボランティアの現状を発信している。
http://tanonteer.blogspot.com/