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映像分のトウホクのハレとケ

映像分のトウホクのハレとケ×岩手

日時:2013 年 1 月 11 日(金)18:30−20:00
場所:せんだいメディアテーク7階 スタジオa
参加無料・申込不要・直接会場へ

年中行事・祭礼などの特別な日「ハレ」と、人々の日常の暮らしの「ケ」。
昭和・平成時代、岩手県内で撮影された「ハレ」と「ケ」の映像を上映します。映像を見ながら、岩手や東北の今と昔について語りませんか。
岩手県出身の方も、そうでない方も、岩手のことを話し合える集い、参加者が知り合えるような会にしたいと考えております。

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当日紹介する映像
▶ハレの映像(お祭り)
・ちゃぐちゃぐ馬っこ(滝沢村)
・吉浜のスネカ(大船渡市)
・黒森神楽(宮古市)
・けんか七夕(陸前高田市)
※映像は川崎市市民ミュージアムの協力により、川崎市在住の内田長志様からNPO法人20世紀アーカイブ仙台に寄贈いただいたものです。

▶ケの映像(暮らし)
・猊鼻渓(昭和43年)
・大船渡、釜石(昭和46年)
・網張、小岩井農場(昭和53年)
・盛岡市(昭和59年)
※市民の方からNPO法人20世紀アーカイブ仙台にご提供いただいた8ミリフィルムのなかから、岩手県内の映像をピックアップしたものです。
今回、ケの映像として上映するものは、旅行の様子を撮影した映像となります。

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※今回の上映映像は、市民の方々からNPO法人20 世紀アーカイブにご提供いただいたものです。そのため、岩手県内のお祭りや暮らしの全てを映像で解説するものではありません。
※都合により上映内容が変わる場合があります。
※上映は、フィルムの劣化を防ぐため、デジタル化した映像をパソコンで投影します。

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主催:NPO法人20世紀アーカイブ仙台/せんだいメディアテーク

問い合わせ:NPO法人20世紀アーカイブ仙台
TEL: 022-387-0656 FAX: 022-387-0651
E-mail: npo@20thcas.or.jp
HP: http://www.20thcas.or.jp/

映像分のトウホクのハレとケ×岩手 レポート

日時:2013 年 1 月 11 日(金)18:30−20:00 場所:せんだいメディアテーク7階  スタジオa 主催:NPO法人20世紀アーカイブ仙台/せんだいメディアテーク 今回の「トウホクのハレとケ×岩手」への参加者は、かつて転勤で盛岡勤務したことのある方3名、行ったことがある方2名、長野出身の女性1名、計6名。残念ながら岩手出身の方はいませんでした。他、スタッフが対話に加わりました。年中行事・祭礼などの特別な日「ハレ」と、人々の日常の暮らし「ケ」について、昭和時代の岩手県の映像を見ながら、岩手の昔について語り合いました。「ハレ」の映像は、川崎市民ミュージアムの協力により、川崎市在住の内田様よりご提供いただいたものを使用。「ケ(暮らし)」の映像は、岩手の素材が少なく、仙台市在住の方が家族や仲間と岩手県に行った時の映像を上映しました。 ————————————————————————————————————————— 岩手のハレ(祭り)の映像 ・チャグチャグ馬っこ(滝沢村) 平成12年 ・吉浜のスネカ(大船渡市) 平成20年 ・大森神楽(宮古市) 平成20年 ・あんどん七夕(大船渡) ・けんか七夕(陸前高田市) 平成10年 岩手を代表する初夏の風物詩「チャグチャグ馬っこ」からスタート。 滝沢村から盛岡の八幡宮までの14kmを4時間かけて歩く様子が紹介されました。色とりどりに華やかに着飾り、鈴の音を響かせての行列は素晴らしい。参加者からは、豊作を祈願した祭りであること、昔から軍馬の産地であり、この祭りで愛馬を披露する祭りでもあったことが聞こえてきました。 また、「これだけの馬は普段どうしているのだろう?」、「誰が提供しているのだろう」という疑問が会話となり「今でも伝統を守るため飼っている大農家がある」という話になりました。
【華やかなチャグチャグ馬っこ】

吉浜のスネカは、鬼の面こそ違うが「泣くわらしはいねが!」、「かばねやみはいねが!」と、秋田のなまはげそっくりな行事が港・大船渡にあったことにびっくりしました。邪気を払い子供の成長や豊漁を願った祭りだったという解説が参加者からありました。 宮古の大森神楽は参加者全員初めて見る行事でした。大船渡の「あんどん七夕」と陸前高田の「けんか七夕」は、共に旧伊達藩領内だったから仙台の七夕が形を変えて昔からの伝統行事になったのだろうと推測されれました。
【吉浜のスネカの面】

【大森神楽】

————————————————————————————————————————— 岩手のケ(暮らし)の映像 ・猊鼻渓船下り ・平泉、厳美渓 昭和43年 ・大船渡 ・釜石観音 昭和46年 ・網張温泉国民宿舎 ・小岩井農場 昭和53年 ・盛岡市内(わんこそばや) ・不来方城後 昭和59年   [caption id="attachment_2410" align="alignleft" width="640" caption="【小岩井農場 家族旅行の様子】"] 他、番外編として岩手県内の映像ではないが、懐かしい昭和の8ミリフィルム映像が紹介されました。昭和30年代前半と思われる頃の、ひなたぼっこしながら毛糸をほぐしているおばあちゃん、そしてその地区の結婚式の様子では、仲人と共に歩く花嫁姿、見送る近隣の人々、三輪トラックに山積みされた嫁入り道具・・・これはわざと皆に見せるために見せるため・・・だという解説が参加者からありました。まさに昭和を代表するほのぼのとした映像で終了しました。 今回の「ハレとケ岩手版」は参加者が少なかったことと岩手出身者がおひとりもいなかったのが誠に残念でした。 ————————————————————————————————————————— 報告:NPO法人20世紀アーカイブ仙台 伊藤豊生

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