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映像分のトウホクのハレとケ

映像分のトウホクのハレとケ×宮城

日時:2012 年 8 月 7 日(火)13:00−14:30
場所:せんだいメディアテーク1階 オープンスクエア
参加無料・申込不要・直接会場へ

年中行事・祭礼などの特別な日「ハレ」と、人々の日常の暮らしの「ケ」。昭和時代、宮城県内で撮影された「ハレ」と「ケ」の映像を上映します。
今回は、アーケードがかかる前の仙台七夕や、各店による七夕飾りづくりの様子、同時代に普段の生活を映した8ミリフィルム映像をご覧いただき、当時の地域のつながりなどについて参加者とお話しできればと考えております。
また、商店街で七夕飾りを出品していた方にお越しいただき、製作の様子やデザインの決め方などについてお話を伺う予定です。

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今回紹介する映像
▶ハレの映像(お祭り)
・仙台七夕
(昭和38〜45年頃)
※映像は川崎市市民ミュージアムの協力により、川崎市在住の内田長志様からNPO法人20世紀アーカイブ仙台に寄贈いただいたものです。

▶ケの映像(暮らし)
・子供の落下傘遊び
・自転車の三角乗り
・食事風景
(昭和30年代後半)
※市民の方からNPO法人20世紀アーカイブ仙台にご提供いただいた8ミリフィルムのなかから、宮城県内の映像をピックアップしたものです。

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※今回の上映映像は、市民の方々からNPO法人20 世紀アーカイブにご提供いただいたものです。そのため、宮城県内のお祭りや暮らしの全てを映像で解説するものではありません。
※都合により上映内容が変わる場合があります。
※上映は、フィルムの劣化を防ぐため、デジタル化した映像をパソコンで投影します。

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主催:NPO法人20世紀アーカイブ仙台/せんだいメディアテーク

問い合わせ:NPO法人20世紀アーカイブ仙台

TEL: 022-387-0656 FAX: 022-387-0651
E-mail: npo@20thcas.or.jp
HP: http://www.20thcas.or.jp/

映像分のトウホクのハレとケ×宮城 レポート

日時:2012 年 8 月 7 日(火)13:00−14:30
場所:せんだいメディアテーク1階  オープンスクエア
主催:NPO法人20世紀アーカイブ仙台/せんだいメディアテーク

映像分のトウホクのハレとケ、第2回目となる「トウホクのハレとケ×宮城」

当日は仙台七夕まつりの最中、会場にも多くの方が訪れていました。
今回は、昭和30年代から40年代の仙台七夕の様子や七夕飾り制作の過程、また、同時代の人々の日常生活を8ミリフィルムを通して知ることができました。また、参加者の方々から貴重なお話をたくさん聞くことができました。

まず、ケ(暮らし)の映像では、ある家族の朝食から家族団欒までの一日の様子や、子どもたちが路地で、大人の自転車を借りて三角乗りをしたり、リヤカーをシーソーのように使って遊んでいる様子などが紹介されました。
昭和30年代の日常の映像。表情豊かな子どもたちに会場も和んだ雰囲気に

なかには、夏に餅つきをしている映像もあり、現在、餅はお正月に食べるものですが、参加者のお話しによると、昔はお盆にも餅を食べる習慣があり、その理由は「お盆というのは親戚などが集まるため“ハレの日”と考えられていたから」ということで、とても興味深いお話を伺うことができました。
また、田植えの映像では、宮城県内でも、前に進みながら植える地域と後ろ向きで進みながら植える地域があったそうで、各参加者が自身の出身地はどうだったかを思い出しながらの対話がおこなわれ、会場が盛り上がっていました。

続けて、ハレ(祭り)の映像として、仙台七夕の様子が映し出され、映像を提供してくださった仙台駅前(名掛丁アーケード)でカバン屋を営む渡部さんから当時の貴重なお話を伺いながら拝見しました。
昭和37年の仙台七夕まつりの様子

昭和30年代から40年代の仙台七夕は店ごとに七夕の飾り作りがおこなわれており、どれだけ豪華なものが作れるか競いあっていたそうです。現在の仙台七夕の飾りはほとんどが七夕にちなんだものですが、当時は桃太郎やかぐや姫、一寸法師、寅年であれば虎の飾り物など、制作した店舗の個性が表れているようでした。
また渡部さんより、当時、実際に使われていた七夕飾りの設計図案の資料も見せていただき、参加者もみな興味深い様子で質問なども相次ぎました。
七夕飾りの設計図。計算式やデザイン案が詳細に記入されています

会場では、参加者のみなさんが映像を見ながらとても懐かしんでおり、生き生きとしながら当時のことを振り返っているようでした。
映像が撮影された当時を知らない私も、映像や参加者の方のお話を聞くことで、現在との違いに驚いたり、楽しむことができました。普段はできない貴重な体験をさせていただくことができました。



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当日紹介した映像

宮城のケ(暮らし)の映像
・昭和30年代 当時の生活風景
・昭和30年代 子供たちの遊び
・昭和34年 暮しのメモ

宮城のハレ(祭り)の映像
・昭和33年 青葉祭りと七夕祭り
・昭和33年 わんわんコンクール
・昭和34年、35年 七夕祭り
・昭和36年、37年 七夕作り

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報告:伊藤早紀(参加者)  資料提供:渡部和子

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