考えるテーブル

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四ツ谷四方山考現学

第3回「仙台・隠された水の道 −広瀬川に生かされた街−」

■日時:2013 年 11 月 20 日(水)14:00−16:00
■場所:せんだいメディアテーク 6f ギャラリー4200
■参加無料 申込不要 直接会場へ
■問合せ:NPO法人水・環境ネット東北

tel 022-723-1390 fax 022-723-1391
e-mail mizunet@mizunet.org

■事務局:仙台市環境局 環境対策課
■助成:財団法人 地域創造

 

■ 第3回「仙台・隠された水の道 ~広瀬川に生かされた街~」

かつて仙台の街を潤した四ツ谷用水を題材に、水環境や水循環について参加者みんなで話し合います。

未来に残したいこと、伝えたいことは何か。杜の都・水の都のつくり方について考える、昨年度につづく第3回目です。

 

第3回 四ツ谷四方山考現学「仙台・隠された水の道 −広瀬川に生かされた街−」レポート

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考えるテーブル「四ツ谷四方山考現学(よつやよもやまこうげんがく)」は、かつての藩政時代、仙台の街を潤し、今は埋められ或いは暗渠となってしまったもう1つの広瀬川、『四ツ谷用水』について参加者みんなで学び考える考現学シリーズです。

せんだいメディアテークと共催の「四ツ谷四方山考現学」は、昨年度(平成24年度)に第1回「四ツ谷用水のドボクなお話」、第2回「身近にあった水辺と暮らし」というテーマで2回開催されました。

今年度の1回目(通算第3回)は、11月20日(水)にメディアテーク 6fギャラリー4200で開催しました。タイトルは「仙台・隠された水の道 ~広瀬川に生かされた街~」です。

今回は、参加される市民の方々が、四ツ谷用水のどんなところに惹かれるのか、また何を次世代に伝え残していきたいと感じるのか、それぞれの意見を出し合いながら話し合うことにしました。

参加してくださったのは、もともと仙台に住んでる方や他地域から越してきた方など、見学のみの方も含めて29名です。

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グループワークの前に、話題提供してくださったのは、八幡地区四ツ谷用水復興事務局長であり青葉区八幡町研究会代表の石垣喜嗣さんです。石垣さんは、住んでいた家の土地が四ツ谷用水で2分割されていたことから、四ツ谷用水を「裏の川」と呼び、実際に洗濯など生活用水として利用していたそうです。今、八幡小学校の裏手には洗い場の跡が残っていますが、洗い場は井戸端会議の場所で、昔はどこにでもあったそうです。また、石垣さんからは、四ツ谷用水の復元に向けて、八幡神社の下にある太鼓橋付近での試験通水(案)やその問題点についてのお話もありました。

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話題提供の後は、4つのテーブル(グループ)で仙台の中心部の地図と付箋紙を使いながら、各人が意見や考えを出し、その後グループ毎に話し合われた内容を発表していただきました。

最初のテーマは、「四ツ谷用水の何に惹かれるか」です。そこでは、実際に生活用水として使った経験や生活に身近であったという方や、江戸時代の技術の素晴らしさや歴史的遺構に魅力を感じるという方などがいました。また同時に、もっと市民にアピールして観光資源や学校の教材として使ってほしいという意見も出されました。

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次に、「次世代に残したいもの」として、水路の再現や水が流れる姿を望む意見が多く、案内板などの表示、仙台市の博物館や歴史民俗資料館に四ツ谷用水のコーナーをつくる、インターネット上でのCG化などで誰でも見られるようにするといった案も出ました。四ツ谷用水の歴史を将来に語り継いでいきたいという想いが、各グループから語られまし

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(参加者のみなさんが地図に書いたメモ)

 

最後に、ひとり一言ずつ感想を言っていただき、それぞれの想いを共有して終了しました。次回(第4回)は、12月6日に開催します。

 

報告:谷田貝泰子(NPO法人 水・環境ネット東北)

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