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せんだいメディアテーク
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3.11定点観測写真アーカイブ

第1回公開サロン「みつづける、あの日からの風景」

■日時:2012 年 5 月 26 日(土)14:00−16:00
■会場:せんだいメディアテーク 7f スタジオa
■参加無料、申込不要、直接会場へ

■問合せ:NPO法人20世紀アーカイブ仙台

tel 022-387-0656 fax 022-387-0651
e-mail npo20thcas@yahoo.co.jp

主催:せんだいメディアテーク、NPO法人20世紀アーカイブ仙台

 

公開サロンでは、震災の記録写真を撮影した市民の方々をゲストに迎えます。震災後間もなく撮影された写真と、その後、震災から日が経つ中で撮影された写真を、撮影者ご本人に紹介して頂きます。これらの写真をもとに、震災体験を参加者のみなさんと話し合い、今後の定点観測にむけ、撮影の場所/時期/方法など、アイデアを一緒に考えます。

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<今回の公開サロンで紹介する写真>
▶仙台市青葉区
  ・震災直後サンモール一番町周辺。
    ビルから離れ駐車場に集まる人々(2011年3月11日)
  ・避難所となった小松島小学校(2011年3月13日)
▶仙台市宮城野区
  ・ガソリンスタンドで灯油の購入に並ぶ人々(2011年3月17日)
▶仙台市泉区
  ・七輪&鍋で炊いた震災翌日のご飯(2011年3月12日)
▶多賀城市
  ・産業道路周辺(2011年3月23日)
▶石巻市
  ・門脇小学校周辺(2011年4月7日)

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みなさんの震災記録写真を募集しています。公開サロン当日、会場へ直接お持ちください。

ご自身で撮影した写真をDVDなどのメディアに記録し、各写真ごとに下記の掲載情報を添えておもちください。

1、撮影者名(ハンドルネーム可)
2、撮影場所
3、撮影日時
・携帯電話画像可。
・仙台市、宮城県内市町村および東日本大震災で被害を受けた全地域。
・その写真についての特筆事項がありましたら、 お知らせください。
・写真は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台とせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」で共同所有させていただきます。

※この募集は定点観測写真に限ったものではありません。

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3.11定点観測写真アーカイブ・プロジェクトとは
このアーカイブ・プロジェクトは、東日本大震災で被災した宮城県内各市町の震災直後の様子、および震災から定期的に定点観測し復旧・復興の様子を後世に残し伝えるために、市民の手で記録していくものです。これから市民のみなさまから記録者を募っていくとともに、その情報交換・活動の場を公開サロンとして定期的に行っていきます。

これらの定点観測写真は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台とせんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」で記録・公開し、市民参加で震災を語り継ぐ記録としていきます。

宮城県新しい公共の場づくりのためのモデル事業

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3.11定点観測写真アーカイブ・プロジェクト 公開サロン「みつづける、あの日からの風景」第1回レポート

第1回にあたる5月26日は、せんだいメディアテーク7fで、震災の記録写真ご提供者5名のゲストをお招きし、ご自分の撮った写真をもとに、その時の状況、なぜこの写真を撮ろうと思ったのか、などをお話ししていただきました。



「七輪と鍋で炊いたご飯は、震災翌日の3月12日、義理の母が料理を作ってくれたところを撮ったものです。停電の中、炊飯ジャーに頼らず米を炊く。食器は洗えないので茶碗にはラップを敷く、お皿ではなくお弁当のカップを使う、など、そこには生活の知恵がたくさんありました」。他にも、3月17日、灯油購入のためガソリンスタンドに並ぶ人々の姿など、生活に密着した震災写真が紹介されました。



休憩をはさんだ後、3.11を撮りつづける定点観測のあり方について、意見を交わしました。震災当時の写真と、同位置から撮影された数カ月後の写真を見比べ、復旧・復興がどう進んでいるのか、あるいは進んでいないのかを、みなさんと一緒に考えました。あの時並んでいた買い出しの行列は消え、普段のお店に戻っている風景や、9カ月経ってもガレキがそのままの風景などが紹介されました。定点観測のあり方について、今でもほぼ毎日のように、自宅から同じ風景を撮り続けているという方がいらっしゃいました。また、定点観測とは言え、図画がピッタリ合わなくても、キッチリ同じ場所と合わなくても、ある程度の雰囲気は伝わるのではないか、という意見などが出されました。



会は終始、和やかな雰囲気で行われました。参加者の話を伺いながら、定点観測をするということは、震災当時と今の自分と向き合うことなんだということに気付かされました。復旧・復興の過程は記録しなければ忘れられてしまうおそれがあります。今後の復旧・復興の様子、街がどう変化していくのか、変化しないのか。被災地に住む私たちの責任として、じっくりと記録し続けていきたいと思っています。

報告:NPO法人20世紀アーカイブ仙台

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